損切りができないのは、「メンタルが弱いから」ではない。

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こんにちは。

hiroakiです。

 

今日は、私が考える

「損切りができない本当の原因。」

についてお話させていただこうと思います。

 

 

 

巷に出回っている投資塾・FX教材などの対談やQ&A動画で、

 

受講生:「想定していたポイントで損切りができないことが今の悩みです。」

講師:「なるほど、もっと実践を積んでメンタルを鍛えていかなきゃですね~。」

 

みたいなやりとりをよく見かけますが、

 

これ、どう思われますか?

 

 

 

 

先日、投資としての物販歴5年のSさんとお話していて

「損切り」について盛り上がりました。

 

物販の中でも特に転売は、FXと多くの共通点があります。

もちろん、それぞれに独自な視点の違いはありますが、

 

安く買って高く売り抜けるという本質、

もっと言うと、市場の不合理性によって生じる

一時的な価格変動を抜いて利益にするという本質は、

同じトレーディング業務として共通しています。

 

Sさんは、全国のセミナーに講師として呼ばれて活動もされている方で、

単なるアウトレット品や特価品を安く仕入れるだけでなく、

倒産品の破格買取りや、突発的なニュースや事件を活用したイベントドリブン戦略など、

鋭い視点であらゆる需給ギャップをとらえて、

通常では考えられないほどの高利益率を物販転売で実現されています。

 

気づいたら2時間近く経っており、

会話が終盤にさしかかったあたりで、Sさんがポツりと言いました。

 

「自分の場合、損切りがほとんどないんですよ。」

 

 

聞けば、リサーチの段階で徹底的に調査していて、

圧倒的な優位性のある仕入れしかそもそもしていないということです。

 

FXでいうと、勝率も損益レシオも正の方向に明らかな偏りがある場合だけに

エントリーを厳選しているということですね。

 

そのため、売り抜ける時に損益分岐点を下回っていること自体がほとんどなくて、

ごく稀にあったとしても、徹底的なリサーチによって仕入れた根拠が明確なので、

傷が浅い状態で瞬時に損切りして、次の商品に即座に資金を回せるそうです。

 

これはFXを含む金融商品のトレーディングにも通じる考え方で、

非常に共感できる部分が多かったです。

 

 

 

 

さて、本題に戻りましょう。

ここであなたに考えていただきたいのですが、

 

損切りができない理由は、はたして本当に

「メンタルが弱いから」 でしょうか?

 

 

業界では、当たり前のようにそう言われてきました。

 

 

私が思うに、それはどちらかというと表面的なものに過ぎず、

より根本的な原因は、「エントリーした根拠が不明確であること」ではないでしょうか。

 

エントリーを決断した根拠が明確なら、

損切りするタイミングは「その根拠とした前提がくずれた瞬間」であるはずです。

 

 

 

そもそも、損切りを躊躇することを「メンタルが弱い」と表現されますが、

これは「そこで損切りする確固たる自信が持てない」という意味ですよね。

 

つまり、相場の構造や環境認識に対する理解が浅いか不十分で

まだ釈然としていない部分があるがゆえだと思われます。

 

例えば、シンプルな例として、強力なサポートを背に買っている場合、

そのサポートを割った時点で損切りすべき理由は、

そのラインを下抜けることで、上昇していく確率が大きく低下するからです。

 

この構造を実感レベルで正確に理解できていないからこそ、

損切りを執行する必要性をあまり感じられないのだと思います。

 

意味のあるチャートポイントが正確に見えていて、

そこを境に確率傾向が変化する構造が十分に腑に落ちていれば、

とても撤退せずにはいられないはずだからです。

 

 

 

賢明なる投資家ウォーレン・バフェットはこう言いました。

 

「”なぜ自分は現在の価格でこの会社を買収するのか”

という題で1本の小論文を書けないようなら、

100株を買うこともやめたほうがいいでしょう。」

 

 

                   

短期売買を主とするトレーディングにおいて

ここまでストイックになる必要はないかもしれませんが、

可能な限り厳密な根拠を持ってエントリーしようとする姿勢は、

利幅を拡大するだけでなく、適切で無駄のない損切りにも繋がってきます。

 

 

 

マーケットの魔術師に出てくるトップトレーダー達の多くが言及しているように、

優秀なトレーダーのメンタリティはトップアスリートのそれに似ている側面がありますが、

 

損切りの確実な執行に対するこのようなアプローチは、

イチローが言う「技術力と精神力の関係」に通ずるものがあるように思います。

 

→ http://goo.gl/ZriuK7

 

 

 

 

トレーディングを真剣に学んでいると

多くの壁にぶち当たります。

 

それは、クリアすべき課題であったり、

断ち切るべき悪しき習慣だったりするわけですが、

 

重要なのは、問題を表面的にとらえてわかった気にならず、

立ち止まって、より根本的な原因を追求する姿勢です。

 

そうでないと、一時的な対症療法にはなっても決して根治には至りません。

 

臭いものにフタをしただけで満足してしまっていては、

本当の意味で問題を解決することはできないのです。

 

 

 

「悪の葉っぱに斧を向ける者は1000人いても、

根っこに斧を向ける者は1人しかいない。」

               ヘンリー・ソロー

 

 

 

 

今日は、私が考える

「損切りができない本当の原因」について

お話させていただきました。

 

このブログを読んでくれている読者様は、勉強熱心で努力家な方が多いので、

よくわからないFXメンタル系商材にすがっているライバル達を尻目に

根底に流れる本質を黙々と追求していきましょう。

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

hiroaki

 

 


 

◆今回の内容は、こちらの記事に続きます。

→  私が学ばないことに臆病な理由。

 


 

 

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管理人 : hiroaki (意識の高いFXニート)

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ここに最大の重点を置いて解説していきます。

こんなマニアックでピンポイントな
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